8月2016

製品分析~BRAKE FLUID TESTER(ブレーキ液テスター)~

BRAKE FLUID TESTERなるものを手に入れました。

が、メーカー不明のブツでありまして。

BRAKE FRUID TESTER

BRAKE FRUID TESTER

 

 

 

 

 

分解してみました。

S1820015 S1820014

 

 

 

 

電池を入れる方の面の中央の拡大写真が下の写真です。

昇圧回路

昇圧回路

 

 

 

 

 

中央の円形に101と書いているものがコイル

肌色の四角いものがコンデンサ

その間に小さく写っている部品がIC

ここで何をしているかというと、

乾電池(1.5V )の電圧を5Vに変換しています。

5Vでないと下の写真のICが動作しないためです。

HT46R17

HT46R17

 

 

 

 

上のICがとても重要な役割をしています。

このICはバッテリーを充電する装置のコントローラーICです。

バッテリーは充電が進むにつれて流れる電流が少なくなります。

それを感知するICです。

これを応用しているようです。

ブレーキ液には電気が全く流れません。

ブレーキ液の中の水分が多くなると電気が流れやすくなります。

電流の流れやすさで水分の量を測り、グリーン、イエロー、レッドのLED

を光らせているようです。


 

 

 

 

 

 

なぜブレーキ液に水分が入るとだめなのか。

は水の沸点は通常100℃です。

ブレーキを多用しているとブレーキ液は簡単に水の沸点に達します。

水が気体になるとブレーキを踏んでも気体が圧縮されるだけでブレーキが利き難くなります。

なのでブレーキ液の水分量を以ってOKかNGか判定しているようです。